バランスのある生活
よく祈り、人格が円熟するように、バランスある生活が考慮されています。トラピスチヌでは、他の観想会のように毎日のレクレーションがありません。毎日の手作業、労働で体を使い、時々、戸外での仕事、畑、農作業によって、祈りや勉学から来る精神の緊張や疲労を休めるように、生活が組まれています。また、基本的には仕事は共同ですから、協力一致も体験します。生活のバランスを保つために、効率中心の強力な組織化を避けているのも特徴です。一日単位のレクレーションはありませんが、一年間に数回の行事は、きょうだい的交わりや一致を温かくするよい機会になっています。
一日の生活のバランス
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初期ベネディクト 修道院 |
伊万里トラピスチヌ |
労働 手仕事 |
約6時間半 |
5時間半 |
勉学・読書 |
4時間 |
3時間 |
聖務・祈り |
3時間半~4時間 |
4時間15分 |
睡眠 |
8時間半 |
7時間 |
食事 |
1時間 |
1時間20分 |